新生活開始とともに資産運用も始めよう:初心者向け概論

A君

先輩!不動産投資を始めようと思うんです。
何を買ったらいいですか?

新年度を迎え心機一転し資産運用にめざめたA君は、マンション投資をしている先輩のところへやってきました。

先輩

おや〜。
さてはどこかのセミナーで『会社員が1億円の資産を築いた』とか『主婦でもアパート5棟のオーナー』なんていう話を聞いて感化されてきたな。

A君

そうなんですよ。
僕も早く始めなければ!

先輩

ちょっと待った!
いきなり投資商品から入るのは間違い。
まずは投資をする目的(ゴール)を明確にすることだよ。

A君

そうなんですか〜

先輩

そして、投資を始める前に押さえておくと効率よく資産運用できる3つの考え方があるんだけど知りたいかい?
これを知っておくと、投資商品を選ぶ時にも、投資途中で判断に迷った時にも役立つよ。

A君

もちろん知りたいです。

以下に順を追って見ていきます。

ゴールを明確にする=資産運用のイロハのイ

ゴールを明確にする=資産運用のイロハのイ

あなたの人生には、これから様々なステージが巡ってくることでしょう。

例えば、結婚、出産、子供の教育、親の介護、そしてご自身の老後などです。

そのステージにおいてお金の問題はついて回ります。
また、人生の3大出費として、住宅費用、教育費用、老後費用があるといわれています。

いざという時に慌てないために、必要な時に必要な金額が用意できていることが理想ではないでしょうか?

子供の進路の応援ができない、親に十分な介護がしてあげられない、ご自身のやりたいことにチャレンジできないなんてことは寂しいことです。

もちろん、夢や希望、目標は人それぞれちがうでしょう。

あなたのライフプランを経済的な面から実現の後押しをするファイナンシャルプランが必要になってきます。
あなたのファイナンシャルプランにそった資産運用をすべきでしょう。

決して「資産1億円」「アパート5棟所有」がゴールではありません。

A君

先輩もファイナンシャル・プランニングしたのですか?

先輩

もちろん、妻とも話したし、プロのFPにも相談したよ。
そして、老後に妻と2人キャンピングカーで日本全国ツアーしようということで、不動産投資を始めたわけだよ。

「リスク=避けるべきもの」ではない

「リスク=避けるべきもの」ではない

資産運用を始めようとして様々な商品を調べていると、この商品はハイリスク・ハイリターンですとか、この商品はローリスク・ローリターンですという解説が目につくことでしょう。

「リスク」とはどういう意味でしょうか?

一般の定義では、「危険」や「損害」の発生する可能性とし、マイナス面だけを指しています。

これに対して資産運用の場合は、「結果」の不確実性としており、マイナス面だけでなくプラス面(リターン)も含んでいる定義になっています。

一般の定義のように考えると「リスク→危険→避けるべきもの」となりますが、資産運用の場合では、マイナス面をふまえてプラス面の獲得を考えるものとなります。

具体的には、下の画像を見ていただくとイメージしやすいと思います。

画像引用:リスクとリターン – 投資信託協会

有価証券Aがローリスク・ローリターンで、有価証券Bがハイリスク・ハイリターンになります。

株式投資や仮想通貨などは、大きなプラスリターンが望めるが大きなマイナスリスクもあります。
逆に国債や定期預金は、マイナスリスクは小さいですがプラスリターンも多くを望めません。

資産運用はリスクとどのように向き合っていくかがポイントになります。

資産運用で押さえておきたい3つの考え方

資産運用で押さえておきたい3つの考え方

リスクとの向き合い方に、分散投資、長期投資、レバレッジ効果の3つの考え方があります。

分散投資

「卵を1つのかごに盛るな」

これは、分散投資の有名な格言です。
卵を1つのかごに盛っていると、それを落としてしまえば全部割れてしまいます。

投資先も1つに絞って全資金を投入すると、マイナスになれば損失をこうむります。
複数に投資していれば、1つマイナスでも他のプラス分でカバーできます。

分散することでリスクを抑える考え方です。

たとえば、株と債券や不動産のように異なる投資商品を組み合わせたり、不動産投資でも複数のワンルームマンションを東京、大阪、北海道と地域を分散させたりします。

また、積立投資のように投資する時期を複数に分散する方法もあります。有名な手法に「ドル・コスト平均法」があります。

これは、株式のように価格変動のある金融商品を毎月一定の金額で購入していくと、高い月もあれば安く購入できる月もあるので、平均すると高値づかみのリスクを抑えることができるという手法です。

長期投資・複利効果

これは文字通り投資を長期間にわたって行うことです。

短期間に売買を繰り返すことなく長期間所有し続ける方法です。
長期間持つことでリターンの振れ幅を小さくしてリスクを抑える考え方です。

また、長期間投資を続けるにあたり、リターンをそのまま再投資すると複利効果があり、効率よく資産を増やすことができます。いわゆる利子が利子を生むのです。

例えば、100万円を年5%複利で30年投資し続けると約450万円にもなり、単利の場合の250万円と比べると効果の大きさが実感できます。

レバレッジ効果

レバレッジ効果は、これまでとは逆に、積極的に多少リスクを負ってもリターンを大きくしようとする考え方です。

小さな力で大きな物を動かすテコ(レバレッジ)のように、株式の信用取引や先物取引で、自己資金の何倍もの取引をする手法です。

また、不動産投資でもローンが利用できますのでレバレッジ効果を活用します。

例えば、1000万円の自己資金がある場合に、1000万円の物件を購入するのか、2000万円を借り入れて3000万円の物件を購入する場合を比べると、実質利回りで2.25倍になります。

A君

なるほど、リスクとどう向き合っていくかがポイントか〜。
ところで、どうして先輩は不動産投資を選んだのですか?

先輩

僕はまだ35歳なので、35年と長期のローンが借りられたのが大きいね。
詳しく説明するよ。

不動産投資をはじめた理由

不動産投資をはじめた理由

不動産投資を選ぶ理由は5つあります。

  1. 不動産投資は建物の種類・場所が豊富なので、分散投資が可能。
  2. 不動産投資は、長期保有しても毎月リターンがあるので、ローンを借り入れても支払いの心配が少ない。
  3. 毎月のリターンを活用して、質的・量的なステップアップを図り、複利的運用もできること。
  4. ローンを利用してレバレッジ効果を享受し、ある程度大きなリターンを取りにいけること。
  5. 将来の目標を実現する手段として自分に合っていると思えたこと。

まとめ

資産運用は、あなたの将来の夢や目標を実現させる手段のひとつです。

「どうせならまとまった資金ができてから一気に資産運用を始めよう」ではなく、今から少額でもファイナンシャルプランに基づいた資産運用を始めて欲しいです。

資産運用の成功者は、最初の一歩を踏み出せるかどうかにかかっているといっても過言ではありません。

また早く始めると早く金銭的なリターンも発生します。加えて、資産運用の経験という目には見えない資産形成もできます。

まずは、あなたのライフプランを考えてみませんか。