預金とは? 貯金との違いや預金の種類について

家やクルマなど高いものを買うときや、旅行に行くのに必要な資金を貯めることを「銀行に預金する」とか「お金を貯金する」とか言いますよね。

では、預金や貯金にはどういう意味があるのでしょうか。

また預金と貯金の違いや、預金の種類をきちんと説明できるでしょうか?

ほとんどの人がお金を金融機関に預けていると思いますが、知っているようで知らないことも多い貯金について今回は学んでいきましょう。

そもそも預金とは? 貯金となにが違う?

そもそも預金とは? 貯金となにが違う?

預ける金融機関で呼び名が変わる

預金とは、大手銀行や地方銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫にお金を預けることの全般をいいます。

そのため定期預金も当座預金も預金なのです。

それに対して貯金とは、ゆうちょ銀行、JAバンク(農業協同組合)、JFマリンバンク(漁業協同組合)にお金を預けることをいいます。

銀行の普通預金はゆうちょ銀行では通常貯金、定期預金は定期貯金と呼びます。

ゆうちょは銀行だから預金では?と思いがちですが、もともと民営化される前の郵便局の郵便貯金の呼び名が今も使われているのです。

お金を貯めることを「貯金する」、お金を貯めるものを「貯金箱」という言葉が使われるくらい、貯金はお金を貯めるイメージが強いことがわかりますね。

預金と貯金では保険制度も違う

銀行やゆうちょ銀行が万が一倒産した場合に備えて保険制度があります。

銀行の場合は「預金保険機構」というものがあり、一つの金融機関に預けたお金である預金を元本1,000万円まで、その利子が保護されています。

そのため複数の金融機関に預けた場合ではそれぞれ1,000万円まで保護されます。

ゆうちょ銀行の場合も銀行と同じ「預金保険機構」というものがありますが、こちらは一人あたり預けたお金である貯金を元本1,000万円まで、利子が保護されます。

JAバンクの場合は「貯金保険制度」というのがあり、一人あたり預けたお金である貯金を元本1,000万円までと、利子が保護されます。

7種類ある銀行預金の種類と特徴もおさえておこう!

7種類ある銀行預金の種類と特徴もおさえておこう!

銀行は預金、ゆうちょ銀行は貯金というのはわかったと思いますが、ここでは預金の7つの種類の違いや特徴について説明します。

普通預金

普通預金とは、銀行にお金を自由に預けたり、払い戻しができたりするもので、預ける口座名は普通預金口座です。

給与や年金の自動受け取りや、公共料金や家賃、クレジットカードの引き落としなどでも使っています。

預け入れは1円以上、1円単位でできるため、簡単に口座を作ることができます。普通預金の金利は0.001%(2020年4月20日現在 みずほ銀行)で、変動金利で金利は低いものの満期はありません。この普通預金は預金保険制度の対象です。

定期預金

定期預金とは、1ヶ月や1年、2年、3年、10年など銀行にお金を預ける期間をあらかじめ決める預金のことで、原則、満期日まではお金を引き出すことができません。

預け入れる金額は1円以上1円単位からでき、普通預金に比べて金利が高いといったメリットがあります。

みずほ銀行の定期預金を例にあげると、金額が300万円未満、300万円以上、1,000万円以上でも、また預ける期間が1ヶ月でも10年間でもすべて0.002%の金利です(2020年4月20日現在)。

普通預金と同様に預金保険制度の対象です。

総合口座

総合口座とは、「受け取る」「支払う」「貯める」「増やす」「借りる」という機能を持っている口座のことで、普通預金と定期預金、公共債のメリットをあわせもったものです。

三井住友銀行を例にあげると、「受け取る」では、給与、年金、配当金などが受け取れ、「支払う」では、公共料金の自動支払い、家賃の支払い、SMBCデビットの引き落とし、三井住友カードの支払いができます。

「貯める」では定期預金、積立預金ができ、「増やす」では国債等公共債利金・償還金自動受取ができ、「借りる」では、定期預金と積立型預金などを担保に合算で最高200万円、国債等公共債を担保に最高200万円、合計400万円まで融資できます。

当座預金

当座預金とは、企業や個人事業主が利用する預金のことで、現金のかわりに小切手や手形の支払いにも使われる預金です。

臨時金利調整法という法律により利息を付けることができませんが、当座預金は万が一銀行が倒産した場合には、利子が付く預金とは別に全額保護されるという特徴があります。

預け入れは1円以上、1円単位で、定期預金ではないため満期はありません。

また株式配当金の自動受け取りや公共料金の自動支払に使うこともできます。

貯蓄預金

貯蓄預金とは、決められた残高以上を預金すると普通預金に比べて金利が高くなる預金のことです。

貯蓄預金には残高によって金利が変動する「金額階層別金利型」と、一定額を預けると金利が高くなる「金額別金利型」という種類があります。

お金の出し入れは自由にできるのは普通預金と同じなのですが、自動支払いや自動受け取りはできません。

また個人での利用に限定されていて、預け入れは1円以上、1円単位ですが、普通預金よりも高い金利にするためには、銀行が決めた基準残高以上の金額を預ける必要があります。預金保険制度の対象です。

大口定期預金

大口定期預金とは、1,000万円、1円単位から預け入れができる大口の定期預金のことです。

満期前にはお金を引き出すことができないため、まとまった資金や退職金などの運用に向いています。

低金利時代では大口でも長期でも金利は同じなことがあり、たとえば三菱UFJ銀行の「自由金利型定期預金(大口定期)」では、短いものだと1ヶ月、長いものでは10年の大口定期預金を用意していますが、どの期間でも金利は0.002%です。

また満期日前に解約すると、期限前解約利率が0%になる場合があるので注意が必要です。預金保険制度の対象です。

積立定期預金

積立定期預金とは、毎月、決められた日に積み立てをすることによって、目標額の達成を目指す定期預金のことです。

目標額に設定するものとしては、住宅購入資金、進学費用、旅行費用などがあります。

毎月の積立額としては、5,000円以上は1,000円単位、10,000円以上では1円単位、契約期間は6ヶ月以上、10年以内としているところが多いようです。

金利は積み立てごとに確定し、満期日は積み立て期間が終わり、さらに据え置き期間を経過した日になります。預金保険制度の対象です。

自分にあった預金を選ぼう!

超低金利時代に普通預金をしていても0.001%の金利ではほとんど付きません。

かといって定期預金で1,000万円預けたとしても0.002%の金利だとすると、1年間預けても利息は200円しか付かず、そこからさらに税金が引かれますので、実際に受け取れる金額は160円です。

5年預けたとしても利息は1,000円で、税金を引くと794円なのです。

もし、1,000万円もあるのでしたらもっと効率よく運用したいものです。
お金を増やすには株式や債権、投資信託、不動産などに投資するのもいいでしょう。

生活に必要のないお金を使った投資なら初心者でも安心です。
銀行に預金してあまっているお金があるのでしたら投資してみませんか?