30代から1,000万円貯金する方法とは?無理なく貯めるコツを解説!

「1,000万円貯金したい」と思っても、なかなか貯まらないと感じている人が多いのではないでしょうか。
とくに仕事やプライベートが充実している30代は付き合いの出費も多く、節約を頑張っても1,000万円貯めるのはハードルが高いかもしれません。
そこで今回は、30代から1,000万円貯金する方法と無理なく貯めるコツをご紹介します。
あらかじめ貯金計画を立て、コツコツ積み立てるように貯金すれば1,000万円貯めることは不可能ではありません。
1,000万円貯金を目指している人はぜひ参考にしてください。
30代で1,000万円貯金している人の割合
30代ですでに1,000万円貯金している人はどれくらいいるのでしょうか。
金融広報中央委員会が発表した「家計の金融行動に関する世論調査(令和元年)」をもとに1,000万円貯金している人の割合をご紹介します。
単身世帯の場合
金融資産保有額のデータを参照したところ、金融資産を持っている30代のうち、単身世帯(ひとり暮らし)では1,000~1,500万未満が9.7%、1,500~2,000万未満が3.6%、2,000~3,000万未満が5.4%、3,000万円以上が1.1%という結果になりました。
つまり、金融資産を持っている30代のうち19.8%が1,000万円以上貯金していることが分かります。
また、貯金ゼロの人も含めた場合では12.6%でした。
ひとり暮らしの場合、ふたり以上世帯より住宅費の負担が大きいものの、1,000万円以上貯めている人は100人中12~20人ほどいることになります。
2人以上世帯の場合
ふたり以上世帯では1,000~1,500万未満が6.7%、1,500~2,000万未満が2.8%、2,000~3,000万未満が3.5%、3,000万円以上が2.5%となりました。
金融資産を持っている30代のうち、15.5%の人が1,000万円以上貯金しています。
貯金ゼロの人を含めると13.2%です。
ふたり以上世帯では単身世帯より若干少なく、100人中13~16人ほどが1,000万円以上持っていることになります。
30代から1,000万円貯金する方法
単身世帯でもふたり以上世帯でも30代で1,000万円貯金している人は少数派です。
では、これから1,000万円を貯めるにはどうすればいいのでしょうか。
年間または月間の貯金額を設定する
1,000万円を貯めようと決意したら、年間または月間の貯金額を設定しましょう。
ここでは10年で1,000万円貯めるケースを例として考えてみます。
10年で1,000万円貯めるには1年で100万円貯金する必要があります。
月間の貯金額は約8万3,000円です。
月8万3,000円も貯金に回すのが難しい人はボーナスで調整したり、月4万2,000円貯めて20年で1,000万円貯めるプランに変更したりして、1,000万円貯金を目指しましょう。
自動的に貯まる仕組みを作ろう
年間または月間の貯金額を設定したら、先取り貯金をして自動的にお金が貯まる仕組みを作ります。
先取り貯金とは、給料が入ったら先に貯金額を天引きしておく貯金方法です。
銀行などが扱っている「積立定期預金」を活用すると、設定しておいた額が毎月自動で定期預金口座に積み立てられます。
これなら手間をかけずに毎月決まった額を貯金に回せます。
無理なく1,000万円を貯めるコツ
日々節約をしても貯金に回せるお金が少ない、生活費を切り詰めずに1,000万円貯めたいという場合はどうすればいいのでしょうか。
無理なく1,000万円を貯めるためのコツを見ていきましょう。
固定費を見直して支出を抑える
貯金をするうえで大切なのは無駄な支出を抑えることです。
食費や光熱費などを削るよりも、家賃やスマホ代など固定費を抑えたほうがストレスなく削減できます。
家賃が安いところに引っ越す、更新時に家賃交渉をするなどして月に1万円下げることができれば、年間で12万円も支出を抑えることが可能です。
スマホを格安スマホに切り替えたり料金プランを見直したりして、月々の通信費も減らせないか考えましょう。
キャリアアップや副業で収入を増やす
資格取得や転職などでキャリアアップを目指したり、副業を始めたりすれば収入アップが期待できます。
日々の節約や貯金も大切ですが、しっかり稼いで使えるお金が増えればその分生活が豊かになり、お金が貯まるスピードも加速します。
支出を抑えることと同時に収入を増やせないかも考えてみましょう。
資産形成を始める
貯金が順調に増えてきたら資産形成を始めるのもおすすめです。
資産形成とは株式投資や不動産投資など、資産を運用してお金を増やすことを言います。
株式投資は元本割れになるリスクがあるものの、配当金を得られたり株価が上がったときに売ることで売却益が手に入ったりします。
不動産投資、不動産を購入するためにローンを組んだり頭金を用意したりする必要がありますが、うまく稼働すれば家賃収入や売却益が得られる仕組みです。
貯金がある程度増えてきたら、資産形成を検討してみましょう。
1,000万円の貯金は難しいけど不可能じゃない
1,000万円貯金することは、先が長くて難しく感じるかもしれませんが、計画的に貯金すれば不可能ではありません。
何年で1,000万円貯めたいのかを考え、年間または月間の目標貯金額を設定しましょう。
あとは先取り貯金をしてコツコツ貯めるのみです。
貯金をしながら無駄な支出を減らし、収入を増やす努力をすれば、貯金に回せる額が増えるかもしれません。
ぜひ30代から少しずつ貯め始め、貯金1,000万円を達成してください。